そもそもストーリーが不朽ですから
「オリエント急行殺人事件」を先週観に行った。レビューはそこそこ酷評されているが、ワタシは良かった。まず前提として、ワタシは答えを知ってる映画やドラマが大好き。余計な脳みそ使わないで済むし。
レビューには名優の無駄遣いとか、単調とか、いろいろレビューされてるけど…
ワタシはそんなこと、どーでも良い。
このミステリーの真髄は、ポアロが唯一、犯人を酌量した事件であるということ。
ポアロが犯人を知っていながら、善と悪で狭間で悩み苦渋の決断をするシーンである。
ドラマ版、三谷幸喜版、今回、と観て、三者三様のシーンだった。
ドラマ版はポアロの苦渋が滲み出ており、ともすれば不条理に対する怒りも見て取れる。それぐらい暗い。でも好き。
三谷幸喜版は期待に違わず、ハッピーエンド。まぁ、好き。
今回はポアロつまりケネスブラナーがどういう解釈で演技していたか、ではなく…12人の犯人が車中からポアロを見送るシーンにある。とてつもなく、暗く、恨めしいひょうじょ。ひょっとしたら、捕まえて欲しかったのかも…
三者三様のシーンを観ることができ、ワタシは満足である。
ただし、ハイライトは他にあった。
隣で寝まくっていた旦那が、帰り道に「俺は寝てない」と言い張り、その後すぐに「ジョニーデップ出てへんかったな…」と言い放った。それが一番のハイライト。
集団女子の可愛さ
女性ばかりの職場で、働いているが、
一人一人はそんなになのに、集団でいるとよく声をかけられる。
20代〜50代で15人で飲んでると、個室に男性が入ってくる。男性は酩酊してるから、20代の女子がピンボケして、50代女性にもレイヤーが重なるのか…
集団女子の威力すごい。ワタシはそれを48現象と呼んでいる。
仕事における男と女
入社して15年。
男女差別反対ー!ダイバーシティ! なんて、言うつもりはなく、ただ、自分なりに期待に応えてきた結果、結婚まではできたけど、子供を作ることがなんとなくできずにきた。 いろいろ言い訳はあるけど、結局これは、会社や旦那さんのせいではなく、ワタシのせい。
それでも頑張ってきたつもり。 おかげで、同世代の男よりは少なくとも目立ったところで仕事をやらせてもらい、優秀とも言われてきた。
そんなワタシが体力とスピード重視の今の前線部署に来て、無能さを実感。
無能さに輪をかけて、38歳という妙齢に突入したから、なお一層具合が悪い。 男女の性差をひしひしと実感する。 38歳になって実感する。
38歳になってわかってきた
女が男の中で働くということ
- 35歳過ぎると体力がなくなる
- 月に1度の生理が本当にやっかい
- 子供を作るにはリミットがある
1. 35歳過ぎると体力がなくなる
今でも同世代の中ではメンタルもフィジカルもタフだと思う。 それでも、役職が付き、男の中で同じように働いてると、今までのような踏ん張りがきかなくなる。
どんな時に感じるか…
- 土日や帰宅後に資料作成できない。
- 肉体労働が続くと、腰を痛めたり、不正出血したり実際に健康被害が出る。
- 疲れが取れず日中に集中が切れる。
2. 月に1度の生理が本当にやっかい
生理痛で休んだこともない。もちろん、生理痛やむくみや下痢などの症状は人並みか少しそれ以上は出る。 それでも。女性の神秘というか、必要悪というか、生理を憎んだことはない。でも、憎い時がある。
- ココ一番の踏ん張りどきに生理2日目が当たる 。
- 生理前の沈んだ時期に部下がミスをすると、冷たい態度になってしまう。
- 生理痛でお腹が痛い時に、上司に怒られると、世界の終わりのようになり、自失してしまう。
3.子供を作るにはリミットがある
シンプルにただそれだけ。 いつか作ろうと思うとあっという間に歳を取る。ワタシも子宮も、卵子も。
そこで、ワタシはこの性差を甘んじて受け入れることにした。ここで、頑張ってもしょうがない。体を壊しても、会社は助けてくれない。 子供だって、授けてくれない。
なので、部長!異動させてください! と、弱音を吐くことにした。
4冊目の手帳
<p>今週のお題「今年買ってよかったもの」</p>
それは今年4冊目の手帳。「papier tigre」の蛇腹式手帳。
マルチタスクに追われる部署に来て、仕事ができないのはワタシだけ仕事の量が任され過ぎているせいだと思った。
その後、上司がイケてないせいだと思った。
その後、自分がスケジュール管理ができてないせいだと思った。
それから、スケジュール管理ができてないのは手帳のせいだと思った。
ジブン手帳、ジブン手帳biz、クリエーターズダイアリーと購入。全部2ヶ月で挫折。
おそらく、この手の手帳はスケジュール管理界でもかなりのやり手が使う手帳。
ワタシにとってはただの紙束。
偏差値30の予備校生が早稲田の赤本持って歩いてるのと同じくらい無駄。
結果、4冊目の手帳に辿り着き、仕事ができないのはなんでなのかまだわからないが、手帳のせいでないということはわかった。
こんなワタシは、ひとまずシンプルな手帳で一日一つのスケジュールを管理することにした。
ホームシック
甥っ子に会うため
遠く離れた同期に仕事の愚痴を言うため
親の顔を見るため
この3つのためだけに、土日に帰阪した。
この部署に来て、出張がなくなり、帰阪は半年ぶりくらい。
ひょっとすると3つ目が一番の目的だったのか?と思う。そう、ワタシハ仕事で参ってる。
明日の月曜日が嫌すぎて、家に帰るのを先延ばすべく、東京駅に着いて、ご飯を食べた。STEAK & HAMBURG Vimon
ずっと前に行きたくて、行こうとしたけど、何故か間違えて違うハンバーグ屋さんに行ってしまったので、リベンジ。
東京駅キッチンストリートのビモン。ミンチが粗挽きで美味しかった。
その後、丸ノ内線に向かってトボトボ歩き、また寄り道。
EATALYでワインとチーズ。
凄く美味しいワインだったけど、名前は覚えない。
隣の席でほんまもんのイタリア人カップルが耳元で囁き合っている。
絵になる。美しい。
はぁ。家に帰るか…帰りたくない。